書評

人を映す鏡としてのロボット

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人間理解としての技術開発を行う。

この本の中で面白い実験が紹介されていました。機械系とは一見遠そうな認知科学の実験です。(実はとっても密接な関係があるんですよ)
人間が棒を穴に通す様子を子供に見せる場合と、機械が棒を穴に通す様子を子供に見せる場合を比較します。すると、子どもは人間が棒を穴に通すのを見て同じように真似することはあっても、機械の場合は真似することがありませんでした。
これからわかることは子どもが真似をするには人間らしさが必要であるということ。
この実験は「ペグインホール」と言われています。

筆者の石黒先生は共同で関連実験をします。機械じゃなくてロボットにしてみる。
すると、子どもはロボットの場合でも真似するようになったのです。

考えてみると、このロボットは認知科学の発展に役立つのではないか。
認知科学は主に人間を対象としているので、ロボットは人間理解の技術となるのではないかということです。
これが今日の結論。



あと、石黒先生の言葉で印象深かったのを2つほど。

悪用できない技術は偽物である

自分の命より重い研究をしなければならない

確かに今ある優れた技術も悪く使うことができてしまうし、やっぱり人間を理解するには大切ではありますが命を懸けてでも研究しなければならないんだとおもいます。


  • この記事を書いた人

Takumi Abe

日々見つけた素敵なものを未来のために。

これも読んでくれるとうれしいな。

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