書評

私の嫌いな10の人びと

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というタイトルの本です。

著者の嫌いな特徴を持つ人びと10人が登場します。

もちろんこれ以外にも嫌いな人がいるのでしょう。

しかしその中でも現代日本人が好きな人を10人選んだみたいです。

つまり、「みんなは好きなのかもしれないけど、俺は嫌いなんだよね」という人が10人登場します。

さあ、その10人

  1. 笑顔の絶えない人
  2. 常に感謝の気持ちを忘れない人
  3. みんなの喜ぶ顔が見たい人
  4. いつも前向きに生きている人
  5. 自分の仕事に「誇り」をもっている人
  6. 「けじめ」を大切にする人
  7. 喧嘩が起こるとすぐ止めようとする人
  8. 物事をはっきり言わない人
  9. 「おれ、バカだから」と言う人
  10. 「わが人生に悔いはない」と思っている人

いかがでしょうか。

あなたの嫌いな人もこの中にいるでしょうか。

 

 

常に感謝の気持ちを忘れない人の中に卒業生へのはなむけの言葉について言及しているところがあります。著者ははなむけの言葉を嫌っているわけですが、実際に著者自身がいろいろあってはなむけの言葉を書くことになりました。それを引用します。すこし長いですが。。

学生諸君に向けて、新しい進路へのヒントないしアドバイスを書けという編集部からの依頼であるが、じつはとりたてて何もないのである。しばらく生きてみればわかるが、個々人の人生はそれぞれ特殊であり、他人のヒントやアドバイスは何の役にも立たない。とくにこういうところに書き連ねている人生の諸先輩の「きれいごと」はおみくじほどの役にも立たない。
振り返ってみるに、小学校の卒業式以来、厭というほど「はなむけの言葉」を聞いてきたが、すべて忘れてしまった。いましみじみ思うのは、そのすべてが自分にとって何の価値もなかったということ。なぜか?言葉を発する者が無難で定型的な(たぶん当人も信じていない)言葉を羅列しているだけだからである。そういう言葉は聞く者の身体に突き刺さってこない。
だとすると、せめていくぶんでもほんとうのことを書かねばならないわけであるが、私は人生の先輩としてのアドバイスは何ももち合わせておらず、ただ私のようになってもらいたくないだけであるから、こんなことはみんなよくわかっているのであえて言うまでもない。これで終わりにしてもいいのだけれど、すべての若い人々に一つだけ(アドバイスではなくて)心からの「お願い」。どんな愚かな人生でも、乏しい人生でも、醜い人生でもいい。死なないでもらいたい。生きてもらいたい。

「死なないでもらいたい。生きてもらいたい。」ということですが、

ゴッドイーターのなかにも「生きることから逃げるな」というセリフがあったような気がします。(曖昧)

あとはキノの旅という原作小説のアニメの中にも「死ぬためには生き続けるといい。生きていれば必ず死ぬ。」というセリフがあります。(キノの旅はAmazonPrimeVideoで見れます)

 

 

ほかの嫌いな人も見てみましょうか。

みんなの喜ぶ顔が見たい人なんかは自己満足の場合が結構ある。

いつも前向きに生きている人はせっかくだったら前に1歩でも踏み出してみてはいかが。

自分の仕事には「誇り」を持っていてもいいと思いますけどね。

「おれ、バカだから」と言う人はこの言葉に論理矛盾が含まれていますね。

「わが人生に悔いはない」。。ラオウ?

以上


  • この記事を書いた人

Takumi Abe

日々見つけた素敵なものを未来のために。

これも読んでくれるとうれしいな。

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