心理学

子供に読書をさせたい、を叶える心理学的方法

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子どもに読書をさせたい。そんな悩みはピザ屋さんが解決してくれます。
その方法は、一冊本を読んだら報酬としてピザを上げるのです。
 
ピザってこの世で最も中毒性のある食べ物なんだよ。
ちなみに2位はチョコ。
参考:Which Foods May Be Addictive? The Roles of Processing, Fat Content, and Glycemic Load

一応、心理学的に効果の法則といわれるものです。
でもちょっと待ってください。
一生何かをあげなければいけないんでしょうか。
多分、子供に「なんで読書をしているの?」と聞いたら
[voice icon="https://1.bp.blogspot.com/-ctOyicnks0o/Wn1Vd6QrjbI/AAAAAAABKCg/XRhUkdQ_GaYAuoHagTlvsa8Xhkz2Gd5iwCLcBGAs/s180-c/agura_kutsurogu5_girl.png" name="子供" type="r line"]ピザのため♡[/voice] と答えるでしょう。

こんな古典的な実験があります。
心理学者が学校の教師を通じて新しいいくつかの算数ゲームを生徒たちに与えます。
そして最初の2週間は子供たちがどれくらいの時間をそのゲームに費やすのかを観察します。
3週目に、ある学級の子供はこの算数ゲームをすると報酬が与えられて、別の学級の生徒には与えないようにしました。

すると上の通り報酬を与えられた学級の生徒は算数ゲームをやる時間が増えました。
しかしそうでなかった学級は増えませんでした。
つまり効果の法則は証明されたわけです。

ここからが重要です。
しかし2週間後に報酬を止めてしまった時にどうなったのか。
報酬をもらっていた生徒はすぐに算数ゲームに興味をなくしほとんどこれに時間を割かなくなってしまいました。
それに対して報酬を全くもらっていなかった生徒は同じように算数ゲームを続けたのです。

こうやって報酬が本来の活動を阻害してしまうことを「過剰な正当化効果」といいます。




さて、解決方法を考えましょう。
読書をするようになるには報酬ばかりあげていてはダメだということがわかりました。

ということで、読書するということを以下の2つの理由で結びつけておくことが大切です。

  1. 読書によって得られるものが明確だから
  2. 読書自体が楽しいから

1つ目は例えば、そうですね~、知識が得られるとか、その知識をお母さんに話すと喜んでもらえるからとか、この本を読んで自分がやりたいことに応用するためといったように何が得られるかをわかってれば読書をしたくなります。
2つ目は、そのままで、楽しければ本を読みたくなるでしょう。

大切なことは、どちらかではなく両方とも考えるということです。
こうすれば持続可能な読書を築くことができる。

最後にこんな研究を紹介させてください。

因果関係のある報酬は興味を阻害しない。それどころか、むしろ興味を増大する

勉強をすると成績がよくなる。この成績は1つの報酬の形です。このように因果関係のある報酬は勉強への興味を増幅させるのです。
参考: The overjustification effect: A meta-analysis


  • この記事を書いた人

Takumi Abe

日々見つけた素敵なものを未来のために。

これも読んでくれるとうれしいな。

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